2010年2月1日月曜日
狩人の身体を受け継いだ以上動かすのが宿命
ニューヨークのヘンリー・ロッジ博士の本、「若返る人」のなかにこんな言葉があります。1万年前、我々の先祖は獲物を探すためにサバンナを1日20~40kmも移動しては狩猟をしていました。現代の我々の身体のなかには、このサバンナで生き抜くための遺伝子が脈々と受け継がれてきているのです。ですから、狩人の身体を受け継いだ以上、現代の我々も身体を動かすことは宿命なのです。現代人は、スーパーマーケットに迷い込んだトラのようなもの。チョコレートや牛乳やケーキを食べあさる、健康的な訳がない。やっぱり、トラはアフリカの荒野で走って獲物を獲って生きなければ健康は得られないと。また、藤田紘一郎の寄生虫博士の「不老の免疫学」という本にも面白いことが書いてありました。人類の家畜化現象、つまり、生物としても生きる力を奪われ、現代人は小さな家畜小屋を与えられ、ファーストフードやコンビニ食といった便利で安価な餌で飼いならされた家畜になってしまったと。両方とも言っていることは一緒で、現代の人間も荒野を走り回った頃の遺伝子を持っている以上、せめて1時間くらいは歩いて筋肉を使わないと、正常な身体の代謝は成り立ちませんよ、ということです。家畜化しないように、荒野を走り回りましょうね!
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