ストレスは色々な病気の原因となります。また、老化の促進もします。記憶を司る海馬の神経細胞にダメージを与えます。さらに免疫力を低下させ、生殖機能も低下させます。
現代社会は、溢れる情報と高度技術を要する管理化社会のなかで人間関係は疎遠になり、ストレスの多い社会であります。この社会ではストレスをなくすることは不可能です。
私自身、ストレスの指標であるコルチゾール値は19と非常に高く、下げるために試行錯誤している状態でありますが、そう簡単には下がりません。
私のかかりつけの歯科医は、私の歯を見るなり、睡眠時の歯ぎしりを指摘し、医療関係者はストレスが多いからねえと言っていました。
ストレスをなくすることはできないので、どのようにストレスを解消するか?が問題となってきます。
よく言われるのは、運動や趣味や温泉、また座禅やヨガなど瞑想すること。また、笑いはストレス解消には良いことが一般的に言われてきました。
先日、たまたま、本屋さんで、積んでいる本のタイトルに目が行きました。手に取ってパラパラと見ました。作者は有田秀穂、 東邦大学医学部教授。タイトルが脳からストレスを消す技術。面白そうなので、買ってみました。
この本はストレスの機序や解消法を医学的に証明してくれて、改めて認識を深めてくれました。
我々の脳には3種類の脳があり、学習脳と仕事脳と共感脳であります。それぞれの伝達物質はドーパミン、ノルアドレナリン、セロトニンです。
簡単に言うとドーパミンは快楽、ノルアドレナリンは興奮、セロトニンは前者2つを抑制して、平常心を作ります。
セロトニンが十分にあると頭がクリアになり、元気がみなぎり、心は安定しストレスや痛みに強くなります。
一方、少なくなると、逆の症状がでて、ストレスに弱くなります。
では、どうやってセロトニン神経を鍛えることができるか?
それにはリズム運動、簡単な方法として推奨しているのが、腹式呼吸です。たとえば、座禅。
さらに情動の涙。映画やドラマで涙が止めどもなく涙は、確かにすっきり感があります。脳のなかのストレスが涙で洗い流れた感じをすることがあります。
早速、やってみることにします。
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