2010年2月19日金曜日

ストレスは万病の元、コルチゾール値でチェックを

現代社会は、洪水のような情報の中で生活を強いられ、また深刻な不況下で、グローバル化による国際競争、少子高齢化など多くの難問に直面しています。

だから、現代人は不安やストレスを強く感じています。このストレスが原因で色々な病気になります。

また、ストレス解消のために、暴飲暴食をする、タバコを吸う、夜遊びをするなど、悪い生活習慣から生活が乱れて二次的に病気になるということもあります。

過度のストレスの身体に及ぼす機序は、複雑な相関があります。まず、大脳で感知したストレス情報は前頭前野と海馬を介して視床下部に伝わります。そこから、自律神経を介して各種臓器に伝わります。

心配事をすると、胃がキリキリするとか、便秘や下痢をするとかはその典型例といえましょう。

さらに免疫機能が低下して、風邪を引きやすくなったり、アレルギー疾患が悪化したりします。

この免疫系が産生するサイトカインが脳に作用して発熱、抑うつ状態などを引き起こします。

一方、視床下部の情報は下垂体を介して内分泌系の反応を引き起こします。副腎皮質からのコルチゾールを過剰に分泌したり性腺機能障害を起こしたりします。

また、過剰なコルチゾルは免疫機能を抑制したり、海馬を委縮させ、うつ病、認知症を引き起こします。

(アンチエイジング医学の基礎と臨床、田平武著引用)

このようにストレスを過剰に長期に晒されていると、免疫系も脳も生殖器も消化器などズタズタにされるわけです。

自分にはまったくストレスがないという人でも、自分では気づいていないだけで実は多くのストレスを抱えていることが多いです。

血中コルチゾールを測定すると自分のストレス度がわかります。もし、数値が10μg/dl以上あればストレスの危険レベルなので、積極的にストレス解消のための療法を実行したほうがいいでしょう。

何を隠そう、実は私はコルチゾール値19μg/dlありますから、私こそ超危険ゾーン。自律神経強化訓練、瞑想などやり始めてはいるのですが、果たして次回の結果は如何に?

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