2010年9月16日木曜日

長寿遺伝子をオンにする方法①カロリー制限(入門編2)

カロリー制限をすれば長寿遺伝子のスイッチがオンになり、元気に長寿を享受できることがこれまでの実験でわかってきました。

特に糖質、つまり炭水化物を制限するとそれが著明に表れてきます。糖質を摂ると、血糖が上がり、すい臓からインスリンがでます。インスリンの働きで、糖質は細胞内に取り込まれエネルギーを作ります。

同時に有害な排気ガスである活性酸素も排出します。また、インスリンの働きで活性酸素防御機構もストップしてさらに活性酸素が増加します。これが自らの細胞のDNAを攻撃し、ガンや生活習慣病や老化の原因になるといわれています。

ですから、糖質やインスリンは勿論、なければ生きてはいけませんが、若返りにとっては敵なのです。

それでは、どのような食事を摂れば若返りにはよいかと言えば、インスリンをあまり出さない食事をすればよいということです。低インスリンダイエットとか低炭水化物ダイエットともいわれます。

インスリンは糖に反応して分泌しますから糖質の割合の少ない食材から食べることがよいようです。

つまり、野菜、魚、大豆などです。炭水化物類でも玄米、全粒粉のほうが精白米や精白小麦より糖質の割合が少ないです。

お酒で言えば、焼酎やウイスキーのほうが、ビールや日本酒より糖質が少ないです。

私も低炭水化物食に変えてから体重が18kg減りましたが、外部からの糖質からではなく自分のため込んだ脂肪を分解して糖質に変えてエネルギー源にしています。このほうが、エネルギーの燃焼がよく、無理なく痩せることができます。

カロリー制限が若返りモデルであるのに対し、メタボリック症候群は真逆の老化モデルです。

メタボリック症候群は内臓脂肪型肥満から発症するものですが、この内臓脂肪細胞から沢山の悪玉ホルモンが産生されていたことが分かってきました。これがメタボリックドミノと言われる高血圧、脂質異常、糖尿病、脳梗塞、ガン、さらには認知症、透析、失明に進行するわけです。

カロリー制限して、インスリンを節約した食事方法に変えれば、若かった頃の体型に戻り、長寿遺伝子のスイッチをオンにすることができます。

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