2010年9月17日金曜日

アンチエイジングドックの勧め(入門編4)

若返りをしたいなら、まず今の自分の身体の老化度を客観的に測定することが先決です。

病的老化や老化危険因子は生活習慣のなかに原因があります。ですから、正しい健康に関する知識を持ち、正しい生活習慣に改善していく必要があります。

具体的に、骨、血管、筋肉、神経、ホルモンの5種類の各パーツ毎の臓器年齢を測定します。

また、老化危険因子判定として免疫機能、代謝機能、抗酸化能、ストレス抵抗性、生活習慣の5種も測定します。

検査は約40分要します。

また、オプションとして不足ミネラルや有害ミネラルを毛髪から測定することもできます。

これらの結果の説明とアドバイスは後日、約1時間、アンチエイジング指導医が、各自のライフスタイルに合わせて、具体的に食事療法と運動療法とストレスケアを中心にアドバイスします。

実際、患者さんに、これまでの生活習慣を変えてもらうことはかなりの抵抗を受けます。

仕事が忙しい人は、帰宅後にスポーツジムに行って運動することはほとんど不可能です。このような方は仕事中の移動時間にできる階段を使った筋肉トレーニングを提案します。

膝に故障を持っている人には、椅子を使って、膝に負担の少ないハーフスクワットを提案します。

食事が炭水化物に偏っている方は、インスリンの分泌がジェットコースターのようにアップダウンするので、食欲コントロール不能状態であり、炭水化物中毒から抜け出すことは至難の業でもあります。

まずは、ちょっとだけを続けてもらう。これによって得られた成果を体感してもらう。これで本人が健康になったという体感を得られれば次からは率先して行動を継続してくれるはずです。

アンチエイジングドックの目的は、健康管理のきっかけ作りのお手伝いをさせていただくことだと思っております。

そして、継続して頂くためのモチベーションを向上させることだと認識しております。

アンチエイジングドックのデータは正確に体内年齢を反映してますから、頑張った成果が素直にデータに出てきます。これがやる気を持続させる決め手になります。

まずは、患者さんの治したいところに焦点を当て、そこを糸口にする。そして患者さんの視点に立って患者さんの心に響く説明をさせていただくよう努めております。

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