2010年7月7日水曜日

筋肉が喜び、代謝フル回転するウオーキング

ストレスを感じると体内から分泌する副腎皮質ホルモンであるコルチゾル。これを測定することによりあなたのストレス度を調べることができます。

コルチゾルは脳の記憶を司る海馬にダメージを与え脳委縮を起こすといわれていますので、コルチゾルは10.0μg/dl以下が理想といわれています。

昨年9月の私のデータが19.2μg/dlでしたのでかなり、ストレスを抱えていたことがわかります。

ストレスを解消する方法として良いとされていることが、リズム運動だということでした。単純なリズム運動としてはウオーキング、ゆっくりとした腹式呼吸をする座禅やヨガがあります。

これによって脳内から癒しのホルモンであるセロトニンが分泌されるとストレスは解消されるということでした。

また、映画やドラマを観たり、人に悩みを聞いてもらって、涙を流すということも脳がリセットできる良い方法のようです。私は特に前者のウオーキング1万歩と座禅(精々10分ですが)をしました。

これが功を奏したのか、今年の6月に測定したコルチゾルが9.4μg/dlでした。なんとか正常範囲内に到達しました。

また、DHEA-sという性ホルモンの前期物質ですが、これは歳とともに低下するホルモンですが、長寿者ほど数値が高いことが知られており、長寿の指標にしたり、元気度の目安になります。理想的な数値として2000ng/ml以上とされており、DHEA-s/コルチゾルの比が20以上が理想とされております。

昨年の私のDHEA-sが1529ng/ml、今年の6月が2180ng/mlと上昇しておりました。ですから昨年のDHEA-s/コルチゾルは7.96、今年が23.2で、かなり理想的数値にまで改善されております。

やはり、人間の本来の太古の昔から備わっている狩猟の遺伝子に則り、一日10km以上草原を駆け廻って食べ物を獲るという行為は身体の代謝が正常に回転し、善玉の遺伝子を選択的に活性化されているのだと痛感します。

筋肉を動かして初めて動き出す代謝、筋肉をあまり使わない現代社会において身体の本来の代謝が不完全燃焼している人々が沢山いると思います。

炭水化物過剰摂取、運動不足からインスリン過剰消費を起こしたら糖尿病になるし、ストレスと運動不足からセロトニンの分泌不足を起こしたら、うつ病になるし、現代病は肥満とストレス社会と運動不足が原因であることが多いように思います。

歩くと言うことはお金もかからないし、怪我をするリスクも少ないので、大変よいアンチエイジング法だと思います。

是非、太古の昔から長い間保存されてきた生命維持に不可欠な狩猟遺伝子を大いに活性化するために歩きましょう。

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